チラ裏自分語り
染めについて書くことがいよいよ無くなった。
正確に言えばあるにはあるのだが「細かすぎて伝わりにくいモノマネ選手権」的なtipsになりそうなので書くモチベがない。
ただ、川崎のJが減台した上にお仕事でもメンがヘラった結果、何かに感情をぶつけたくなっているので今日は自分語りでも書こうかと思う。
■一生勝てねぇ
最近ゲームで勝てない。
今年で社会人4年目、体力、金銭面共に一番イケイケである20代半ば独身男性を絶賛謳歌している真っ最中なのだが、こと私的ゲーセン事情に関してはジジイの下半身並みに疲れ果てている。
去年の秋口辺りまでは
・月一でCOJ個人大会主催、毎回30~40名前後集まる程度には盛況。
・電アケにランカー枠でお呼ばれされる。
https://members.dengeki.com/elem/000/001/525/1525257/
・地方遠征もそこそこ行き、勝つ時は勝ってる。
https://twitter.com/1413gyoza/status/787249777389862912
みたいな感じで相対的にも絶対的にもブイブイ言わせてた方だと思うのだが、今年に入った辺りからどーにも勝てないしのめり込めない。
のめり込めなくなってプレイ回数も減った結果、更に腕も落ちやる気がなくなる。完全に悪循環突入である。
にもかかわらず何故か帰り道でゲーセンには寄ってしまうし、引退(※1)が多発する。このままだと「腕もないのに声だけはデカい老害クソジジイ」になりかねないため自身へのケジメも兼ねて一旦状況を整理したい。
※1 引退:負けて気分を害したまま帰宅すること。なお翌日には復帰する予定。
■俺がクソザコになった理由(ワケ)
「元々クソザコだろ」ってツッコミは耳が痛いのでスルーさせてほしい。
そもそも"ゲームに身が入らない理由はなんじゃろか"と考えた結果、概ね3つの原因に行き着いた。
①ゲーム内環境
②ゲームプレイ環境
③リアル環境
個人的な体験ベースでそれぞれ解説したいと思う。
原因①:ゲーム内環境
直近だと「血染め珍獣(※2)」が死んだ頃、もっと言えばなすカウ(※3)が死んだ辺りで完全にモチベが消失した。どハマりした環境にモチベーションごと置いてきてしまったらしい。
正直な所、過ぎ去った環境から心が戻ってこなかったのは初めてではない。ちょっと前だと無印エクバのザク改(※2)がFB最初期で超絶下方喰らってモチベが完全消失した時の心境にすごく近い。
この時は1000コス自体がオワコン化しててサブキャラごと全滅したのを今でも覚えてる。
この2つの共通項は「長生きしすぎた」ことにある。染めは約10ヶ月、ザク改に至っては(ほぼ)無修正で2年程度暴れていた訳で、本来別キャラの練習や慣熟にかけるべきリソースを全て一極集中させた為、新環境に適応する気力が完全に消えてしまった。
勿論人並みにはゲームシステムを理解しているので"ある程度は"他のキャラ、デッキを使う事は出来るのだが、あの麻薬の如き快感、全能感を味わえない以上やる意義は見えない。
※2 血染め珍獣:デッキ40枚に対して100~200枚程度ドロー出来るCOJ史上最高のデッキ。最初期は更にロック要素と即死要素も併せ持っていた。なぜ10ヶ月も許されたのかは不明。
※3 なすカウ:ベストマストスモイ珍獣。雑に強い。
※4 ザク改:上位層が軒並み死んだ結果、いつの間にか環境トップ層にいた子。最速起爆は返してもらったから次はバグマシを返してくれ。
原因②:ゲームプレイ環境
行きつけゲーセンの閉店によって私のゲーセンライフは大きく様変わりした。実家のような場所が消えるのは家が焼け落ちる感覚に近しい。
一番影響が大きかったのは「ハイテクランドSEGA BREEZE」の閉店。(以下"セガブリ"と呼称)。
セガブリは8年位通いつめた思い出の店で、未だに跡地の前を通るのに心理的抵抗があるレベルだ。
約束もしていないのに行けば知り合いがいる安心感、終わりのない煽り合い、悪人ではないが頭のネジはブッ飛んでる人々…
良いことも悪いことも、更には友人にもたくさん出会い、思春期の人格形成に少なからず影響している存在だった。
「用事もないけど暇だし友人と話したい/誰か友達と遊びたいから取り敢えずゲーセン行ってから考える」
冷静に見ると完全にキチガイの発想だが、それがまかり通るような環境でこれまで遊べたのは本当に幸せだと思う。
そんな店も既に記憶の中だけの存在になり、今やいるかも分からない知り合いとのエンカウントを密かに願いながら一人寂しくプレイする環境になってしまった。
元々の出発点がガンダム勢だったからかもしれないが、ゲーセン≒知人友人と一緒に遊ぶ場という認識が未だに根深く残っている。一人寂しく筐体に向かって延々と固着プレイをする気力は今の私にはもう残っていない…
原因③:リアル環境
端的に言って仕事がドチャクソ忙しい。SYACHIKU、ド畜生に成り下がってしまった。肉体的には死んでない筈なのに心がに六道的に二つ下に落ちた。
職場環境的に常々自身のキャパに対して1.2倍くらいのボリューム感の仕事が降ってくるのだが、去年までは精神力と体力でゴリ押してもなおゲーセンに向かう気力があった。
今年に入ってからは色々と貰い事故が重なった結果、平日ゲーセンに通える程の心の余裕が完全に消し飛んでしまった…
もちろん嫁探しなんぞ夢のまた夢と化してる。
たまたま先々週~今週末辺りまでは嵐の前の何とやらといった様相で落ち着いてはいるが、盆前にはもう一山見えているので既に吐きそうなのも辛い。
これだけストレス抱えている状況で、更にストレスを溜めかねないゲーセン通いは間違いなく体に悪い。いつ筐体の椅子を壊すほどRAGEするか分かったもんじゃない。
今のJみたく低めのランクで気楽に遊ぶ分にはマシだが、昔のようにランキング上位を目指す精神力はストレスに破壊されてしまった。
一言でまとめれば
「俺の勝てない環境はクソだから引退待ったなし、じゃあの」
で終わってしまうのだが、その裏側にある繊細なオタク心を感じて取ってもらえれば幸いである。
■限界オタクの失楽園
そもそも論、ゲーセン通いなんて数多もある趣味の一つの筈。
ある程度リソースを重めに割いていたとは言え、他に積んでいるコンテンツはいくらでもあるし、別クラスタの友人だってそれなりにいる(と思っている)。
なにより「いい歳こいた大人がな~にゲーセン如きに熱中しとるんじゃ」と言われれば申し開きもないし、「勝てない、身が入らないならやめちまえ」と"ゲームに真剣"勢にピシッと指摘されたら泣いて謝るしかない。
ただ、実体としてゲーセン通いが辞められていないのだ…間違いなくビョーキだしWHO病気認定ありがとなって感じである。
何故ここまで未練タラタラなのだろうか。恐らく私が「"健全な"コミュニティ」をゲーセン以外に知らない限界オタク(※4)になってしまったからだ。
※4 限界オタク:常識が欠如した悲しいオタクのこと
一般論として、友人関係にしろ会社仲間や同窓繋がりにしろ、同じ面々と長く付き合えば付き合うほど人間関係は狭く閉じる傾向にある。
年を喰えば喰う程同系統同年代の人間で固まってしまい、新しい方向性の友人や年下の人たちとの出会い、交流は減っていく。その末路として感性が鈍りモノも知らないが声だけ大きいオジサンが爆誕してしまう。
生き血を啜って若返るとまでは言わないが、人付き合いにも刺激がないとコミュニティも自身もすぐに腐っていく。
大学時代のボスの言葉だが、「流行、最新トレンドへのアンテナの感度が鈍る」≒「老化」という言葉が身に染みている今日この頃である。
そう考えるとゲーセンのコミュニティは時代遅れが過ぎていて、一周回って健全な≒面白いコミュニティになりうる要素がある気がしている。
①ある種の実力至上主義が根底にある為、年功序列的な要素や個々人のバックボーンが薄い世界観でのインタラクションが発生すること
("滲み出る何か"を持っている人は一定層いるので無いとは言い切れない)
②ゲームタイトルの入れ替わりやお店へのアクセスによって人の入れ替わりがある程度担保されていること
(例:転勤や引越しによる入れ替わりや新規タイトルによる引退、新規参画者の動きなど)
③ゲームセンターというリアルの"場"に集まらねばならない性質上、ネット上ではなく実世界でコミュニティが作られる必然性が存在すること
もちろんメリデメはそれぞれあるし、むしろ手放しで賞賛できない方が多い。
怪しげな人が集まった結果、金銭トラブルや痴情のもつれは多発するし、大型IPのAC化は珍獣大運動会と化しているし、スラムの中にあるゲーセンなんかじゃ窃盗置き引きなんのそのといった趣である。
その一方で、大会主催や地方遠征等、細い繋がりをたぐり寄せて"自分の為に"場を作り上げてくことができれば、日常生活では交わり得ない繋がりや発見が湯水の如く湧いてくる。
実体験として、7つくらい離れた高校の後輩と遊んだり、10コくらい離れている男子高校生なんぞと社会人になってから遊ぶ事になるとは思ってもみなかったし、
遠征ついでに現地民の実家にお世話になったり、お互い本名も知らない筈なのに観光や飯の世話までしてもらったり…というのも日常生活の延長線上では起き得ないイベントだと思っている。
たまたま良い人に囲まれていて運が良かったのは間違いないが、こういった体験をしたゲーセン民は決して少なくは無い筈だ。
自身の数年間の積み重ねの結果、今のゲーセンコミュニティに入りその中で遊べている。
もちろん他の遊びや趣味だって負けず劣らず優れた要素がある筈だし、むしろ他にもコミュニティを見つけるべきだとも思っているが、新しい関係性を再構築し移住するまでの間、もう少しだけこのコミュニティにいさせて欲しいと切に願っている。
■せめて前のめりで終わりたい。
つらつらと書いてきたが、とどのつまりゲーセンの最前線で生きていける寿命はそれほど残っていない気がしている。死期を感じるってこういうことなんだろうか。
迫り来る仕事にも周りの環境にも、自身のメンタルにすらゲームへのモチベーションが勝てない。
しかも最近やり込んでいたゲーム(COJ)は関東圏を中心に撤去の嵐。もはや大会を開ける店舗が残っているのかすら怪しいレベルなのが"ありえねぇ"。
ただ、せめてこいつが死ぬまでには最前線に戻りたいし、噛り付いていたい。というかこいつに寿命で負けたくない。
関東圏からプレイ環境が死滅する前に、生前葬的な大会でも最期に開こうかしら…と思いつつ今回はおしまい。
メンがヘラった結果4500字強書いてしまったが反省はしていない。後悔はしている。
それではまた。